夜の日記
作品社 / 2,420円(本体2,200円+税)
ISBN:9784867930410
『読書のいずみ』180号(2024.秋号)で紹介された作品をピックアップしました。
『読書のいずみ』の冊子は全国の大学で配布中です!
作品社 / 2,420円(本体2,200円+税)
ISBN:9784867930410
ちくま文庫 / 968円(本体880円+税)
ISBN:9784480438225
夏葉社ができるまでと、できてからの日々を、まっすぐに綴っている。島田さんに会いたいと思うきっかけになった。心の空白にそっと寄り添うこの本からおすすめしたい。
■コメント:齊藤ゆずか(京都大学M1)
青春出版社 / 1,760円(本体1,600円+税)
ISBN:9784413232999
本を読むことが好きになりたい、のに……と思っているひとに読んでほしい。短いコラムが集まって読みやすく、決して押し付けではない形で、本との出会いを導いてくれる。
■コメント:齊藤ゆずか(京都大学M1)
みすず書房 / 2,530円(本体2,300円+税)
ISBN:9784622096986
島田さんの文体や夏葉社の本のもつ誠実さを支える、切なくも尊い記憶が綴られた本。言葉で何かを伝えたいと思うひとが読むと、はっとさせられる文章がちりばめられている。
■コメント:齊藤ゆずか(京都大学M1)
朝日出版社 / 1,716円(本体1,560円+税)
ISBN:9784255008516
私が書いた本のなかで、もっともたくさんの方に読んでいただいている本です。「紀伊國屋じんぶん大賞2016」を受賞しました。生活史の聞き取り調査でさまざまなところでいろいろな方と出会い、また日常生活でもたくさんの出会いを経験して、そのなかで私の記憶に残った、断片的で説明できないエピソードをもとに、人生やこの「世界」そのものについて考えた本です。
■コメント:岸政彦先生
講談社文庫 / 825円(本体750円+税)
ISBN:9784065334560
一穂ミチさんの書く痛みや優しさで満ちた様々な世界が入っている短編集です。この本の中に収録されている「花うた」という作品は、唯一の肉親である兄を殺された女性と、女性の兄を殺したことで服役中の男との手紙のやりとりで進んでいきます。兄を奪われ怒る女性と恵まれない境遇で育ち反省がわからず苦しむ男のやりとりに胸を打たれます。
■コメント:山原和葉(同志社大学1年)
角川文庫 / 880円(本体800円+税)
ISBN:9784041110676
ハヤカワepi文庫 / 1,650円(本体1,500円+税)
ISBN:9784151201097
集英社 / 1,540円(本体1,400円+税)
ISBN:9784087718492
読後、私は私と会話を試みた。細胞1つ1つに思いを巡らせ、頭の先からつま先まで丁寧に語りかける。「今あなたは幸せですか?」私が自分の肉体を嫌い、何回もあなたの存在を否定したこともきっとあなたは知っている。あなたは沈黙を貫いたまま垢になって体から剥がれ落ちていく。幸も不幸もなくあなたはただ生きて、死んでいく。そんなあなたが愛おしい。私は変わらず何度もあなたを傷つけるだろう、偏見とコンプレックスにしがみついてあなたが見えなくなる時もあるだろう、それでもあなたと生きていきたいのだ。
■コメント:鎌谷陽菜子(広島大学)
集英社文庫 / 660円(本体600円+税)
ISBN:9784087443639
お洒落でちょっと不思議な装画とインパクトのあるタイトルに魅かれ手に取った。千早さんが幼少期を過ごしたアフリカで経験したごはんや、食い倒れ日記、原稿の締切りに追われながら食べる背徳感スイーツ(!?)など……食に関するユニークなエッセイ集だ。どのエピソードもとても面白く、通学の隙間時間に夢中で読み進めた。(読書日記本文より)
■コメント:高津咲希(千葉大学4年)
ハヤカワ・ミステリ文庫 / 990円(本体900円+税)
ISBN:9784151842559
ハヤカワ・ミステリ文庫 / 990円(本体900円+税)
ISBN:9784151842566