特別支援教育の日常生活の指導 子どもがイキイキ学ぶ教材&活動アイデア図鑑120

教えているかどり先生!

特別支援教育の日常生活の指導 子どもがイキイキ学ぶ教材&活動アイデア図鑑120

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
時事通信出版局
著者名
いるかどり
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2024年12月
判型
B5
ISBN
9784788720008

■ 無理やりやらせるのではなく子ども達のペースでできることを増やす
 日常生活の指導では、「シャツはズボンにしまわないとダメでしょ」「手を洗うの忘れているよ!やり直し!」など、注意をする声かけが多くなってしまう傾向にあります。子ども達は悪気があって忘れているわけではないので、注意が続いてネガティブな気持ちが大きくならないように「できていることを褒める」「教師が誘う」「思い出せる工夫をする」など、前向きに取り組める工夫をしましょう。 
■ 日々の生活が成功体験で終えることができるように環境を整える
 子ども達から「今日も一日楽しかったな。また、学校に来たいな」保護者から「うちの子、家庭でもできることが増えたんです」そんな言葉を聞くことができたら、教師としてとても幸せですね。日常生活の指導は、単発・断片的に行うのではなく、計画的・継続的に実施していくことが大切です。イメージとしては、段差の大きな階段を歩いていくというよりも、なだらかなスロープを歩いていくように指導を発展させていきます。自分でできたこと、教師とできたこと、友達とできたこと、毎日ができたことを積み重ねていけるように計画をしていきましょう。
■ 基本的生活習慣は時間の流れ、生活リズムを意識した時間割を編成する
 日常生活の指導「基本的生活習慣」では、生活の時間の流れを意識することが大切です。例えば、「校庭に出る必要がないのに靴を履きにいき、
すぐに戻ってくる」「2時間に、スプーンや箸の使い方を指導する」など、生活リズムを無視した時間割にならないように計画をします。靴の着脱であれば登下校の前後で指導する、給食指導であれば給食の時間に指導する、など、実際の生活場面の中で実施的に取り組むことが望ましいと考えます。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top