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●手や目の働きを向上させて、認知する力を育てる●
障害児者の自立のためのスキル獲得をあきらめない。
触る・握る・放すなどの活動や、追視・注視などの活動で、手や目の働きを向上させ、人や物への興味関心を広げ、かかわりを豊かにしていきます。視覚や聴覚に障害がある子どもにも指導ができます。
●「障害がある子どもの基礎学習」シリーズとは
知的障害や肢体不自由のある小学部~高等部の子どもを対象とした、個別指導マニュアルです。特別支援学校に通う子どもたちひとりひとりに合った教育手法をどうしたら実践できるか、丁寧に解説します。
シリーズは全7点。日常生活を送る自立スキルの獲得をサポートします。
学びの土台となる【考える力】を、手や目の働きを向上させて、認知する力を育てる「初期学習」、初期学習を深め、自分から働きかける力を養う「基礎学習」、基本的な文字・数の学習に取り組む「記号・操作の学習」の3段階で学習します。
★★★ 本書の構成 ★★★
●第1章 初期学習の考え方
子どもの成長を信じて
視覚認知の発達をめざして
考える力を育てる3段階の働きかけ(初期学習・基礎学習・記号操作の学習)
指導の基本となる6つのポイント(教材・教具、ことばかけ、考える力を育てる学習とスモールステップ、「できる」と「わかる」は違う、常に子どもの視線に注目する、学習環境を整える)
●第2章 初期学習の学習内容
見る学習
対象物を見て、持ったり放したりすることがわかる学習(机上面に置いたものを見るのが難しい場合/視覚に障害がある場合)
絵本の読み聞かせ
ツリーチャイムを鳴らすことがわかる学習
ステンレスボウルの中を動くゴルフボールを見る学習
筒にゴルフボールを放すことがわかる学習
パスタケースの上や中を動くゴルフボールを見る学習
方向の学習(スライドの方法・輪抜きの方法)
プリンカップに順番にゴルフボールを入れる学習
筒に乾電池を順番に入れる学習
棒から順番に筒を抜く学習
コイン入れの学習
好きな方を選ぶ学習
視覚に障害がある場合:おもちゃがある方の手を動かして取る学習
●第3章 「延滞」の学習と「形の分別」の学習
教材・選択肢の呈示のステップ・方法とことばがけ
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