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小さな娘に、愛を注ぎたい。
たとえ母だと名乗れなくても。
孤児のグレースは9歳で女学校に入り、家庭教師になる訓練を受けてきた。
16歳のとき、ハンサムな青年と恋に落ちて妊娠したが、
相手は恐れをなして軍隊に逃げたすえに戦死した。
ひっそり出産したグレースはやむにやまれず娘を養子に出したものの、
自身の愛されぬ少女時代に娘を重ね、そのことを悔いない日はなかった。
娘が幸せでいるか、いつか絶対にこの目で確かめようと心に誓った。
今、養親を亡くした娘が、人々から恐れられる侯爵に引き取られたと知り、
心配でたまらないグレースはレイブンウェル侯爵邸を訪れた。
そして、運よく住み込みの家庭教師として雇われることに――
2歳の侯爵家令嬢クララの生みの母であることは、極秘のままで。
切ないけれど、もしもクララの母であることを知られたら即解雇は免れないと恐れるグレース。一方のレイブンウェル侯爵もまた、人里離れた地で隠遁生活を送っているのには、深く切ない理由がありました。感涙必至のクリスマス・リージェンシー・ロマンス!
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