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希代のストーリーテラー
昭和を代表する女性作家、有吉佐和子。数々のベストセラーを世に送り出したものの、文壇の主流からは「大衆文学」ととらえられ、十分な評価を得られなかったが、没後40年を迎えた今、再び注目が集まっている。時代を超えて読み継がれる背景には、彼女の作品に通底するユーモアとリアリティ、俯瞰する視点があった。
江戸時代の医家で繰り広げられる嫁姑争いを描いた『華岡青洲の妻』、経済成長期のさなかに高齢化の問題をあぶり出した『恍惚の人』、日常を生きる人々の機微を鮮やかに映し出した『青い壺』を題材に、「家」「老い」「幸せ」といった現代に共通するテーマを穿つ、女性たちの辛辣で、しなやかな語りを味わう。
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