戦禍に希望を灯すべく、少女は自ら鬼と化す。シリーズ累計330万部突破!(紙+電子)
東、西、南の三方位に分かれ侵攻を続ける"大魔帝軍"と、それを迎え撃つ人類側の"対大魔帝軍"。
セラスがかつて仕えていた姫・カトレアのいる南軍との合流を目指し灯河たちが《禁忌の魔女》エリカの元を出立した後――当の南軍は拠点である"魔防の白城"で、金棲魔群帯の魔物の襲来を受けていた。
南軍の十河綾香は、歴戦の勇士と共に敵を迎撃するも、魔群帯の深奥から現れた凶悪な魔物に劣勢を強いられ、味方が次々と戦線離脱してしまう。
城内に残されたクラスメイトを先導し守るのは自分しかいない。
絶望の最中、これまで固有スキルに恵まれなかった綾香が遂に覚醒――
「誰も殺させない――今は私が、鬼だから」
更なる敵と対峙する中で、人類の命運は彼女に託された――。
復讐の完遂に向け、刻々と駒を進める元勇者の逆襲譚、第十一幕!!
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