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小さな町の公園通りに建っている、赤い屋根のへんな家。
いつも窓が閉まっていて、庭は茫茫に荒れ果てている。幽霊屋敷だって言われてる。
公園で遊ぶ子どもたちが、怖いもの見たさで出かけて行った家の中には、ひとりのおじいさんが住んでいました。
窓から囃し立てる子どもたちを追い払うおじいさん。
でも、女の子の飼っている猫が家に迷い込んでしまって……。
コロナで外に出ることをやめてしまったおじいさんは、家の中で思い出に浸って暮らしていましたが、子どもたちとの関わりから、外に出てお日様にあたることを思い出します。
外からは孤独に見える人にも、あたたかな思い出や満ち足りた暮らしがあることも伝えつつ、新たな関係性が生きる希望へとつながる様子を細やかなタッチのイラストレーションと優しい物語で描き出した絵本。
様々な物語や詩に絵をつけてきたイタリア在住の日本人画家が、初めて自ら物語を綴り、絵をつけたオリジナル
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