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西洋中世史の泰斗、佐藤彰一による講演集。
過去のできごとを、多様な「痕跡」から深く観察し、
独自の視点を持つ
そして、歴史とは何かを自らに問う
西洋中世史家による認識論的試み
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〈目次〉
第1章 5~7世紀のシリア人商人問題
第2章 西洋中世史の解決すべきいくつかの大きな問題
第3章 メロヴィング国家論
第4章 メロヴィング王朝の婚姻戦略
コラム トゥールの会計文書
第5章 西欧中世初期国家における「フィスクス」とその変遷
第6章 メロヴィング朝文書の刑罰条項とその意味
第7章 西ゴート期スレート文書の歴史的コンテクスト
第8章 ヨーロッパ中世の封建制と国家
第9章 12世紀ルネサンス論再考
第10章 学知とその社会的還元
第11章 19世紀フランスの歴史学と歴史教育
第12章 日本におけるヨーロッパ中世史研究の展開
第13章 戦間期日本において西洋中世史家であること 鈴木成高の場合
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