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近年の急速なデジタル化やAI等の技術革新の進展とともに、人々の生活のあらゆる場面で 様々な半導体デバイスが用いられるようになり、半導体への需要は世界中で年々拡大している。
半導体は「産業のコメ」とも呼ばれ、かつては日本企業が世界を席巻し、国内にはシリコンア イランド(九州)、シリコンロード(東北)と呼ばれる半導体の集積地が形成されてきたが、1990 年代以降、韓国や台湾の企業が台頭していく中で、各地で生産拠点の閉鎖・縮小の動きがみられた。しかしながら、足下では、世界的な需要の増加に加え、サプライチェーン強靭化等の観点からの政府による支援もあり、日本でも大型投資案件が相次ぐようになった。こうした現状を踏まえ、本レポートでは、ファウンドリ等の大型の半導体投資案件が地域経済 に与える影響についてみていきたい。 具体的に、第1章では、半導体産業の現状及び政策を概観した上で、国内への大型投資の状況について確認する。続いて第2章では、そうした大型投資が地域経済に与える影響について、概念や既存の試算の整理を行った上で、熊本県、北海道を例に、実際の影響を確認する。最後に第3章では、人材育成に関する取組について確認した上で、更なる経済効果の発揮に向けた課題について整理する。
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