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仮名文学が隆盛を極める平安時代中期、皇位継承問題や財源減少に直面した王朝国家は、大きな変革を迫られた。『伊勢物語』『大鏡』から摂関政治の実態や中世王権の萌芽を見出し、転換期の政策と政情を分析。さらに『菅家文草』『枕草子』『更級日記』を通して、平安京の生活空間や地方政治の実態を明らかにする。古典文学と歴史学を架橋する一冊。
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