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「主権者とは、例外状態に対して決定する者である」。「近代国家論の主要な概念はすべて神学的概念を世俗化したものである」。こうしたテーゼで知られる本書は、例外状態や決断主義、世俗化など、シュミットの主要な政治思想が初めて提示された初期の代表作である。一九二二年の初版と三四年の第二版の異同を示し、詳細な解説を付す。
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