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かつて日本語能力試験には「出題基準」というものがあり、そこには1・2級のレベルを示すために‘〈機能語〉の類’のリストが五十音順に掲げられていた。これは現在も有効であると考えられているが、明確な定義や規定はなく、体系的・理論的に論じられることもなかった。本書は1級の‘〈機能語〉の類’の一つ一つを主に品詞に基づいて分類し、文法的働きを確かめることを通して、その特色と日本語学習上の位置付け、さらに学習の意義を明らかにすることを目指した。
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