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東五郎はヤクザと交流を持つ顔役(プロデユーサー)だった。戦後は司法大臣の要請で保護司となり、自民党院外団幹部としても活躍。周辺には暴力の臭いがする、警察との?がりを持つ政治家と情け容赦ないヤクザがいて、ともに勢力を争って蠢く様がよく見て取れた。時は60年安保闘争。右翼・荒牧退助による官邸内での総理刺傷事件が勃発。東と荒牧、一瞬の以心伝心とは――。
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