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九州は「ひとつ」なのか?九州ならではの特質があるのか?
14世紀末から15世紀前半を中心に、九州各地の武家権力をおもなフィールドとして、断続的に争乱がつづく政治・軍事的事象の展開、中央(室町幕府・京都)や東アジア世界といった域外の勢力との関係を検討し、九州における「室町時代」の時期区分や特質、地域差(地域権力間の差)の把握に努め、列島における九州の位置づけを模索する。
九州探題渋川氏、少弐氏、島津氏、大内氏などを比較史的視点で検討し、これまでとは異なる視点を提示。
室町期のみならず、南北朝~戦国期の政治・社会の変化を見通す上で新たな基盤となる一書。
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