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米中二極構造をめぐるイディエーショナルな次元の実像
冷戦後、アメリカをはじめとした西側諸国が流布・構築してきたリベラルな国際秩序という理想郷に陰りが見え、非リベラルで権威主義的な風潮が国際的に高まっている。米中二極構造を中心とし、軍事力や経済力にとどまらないイディエーショナルな次元――イデオロギー、価値、規範――をめぐる理論と現象を緻密に検証した本書は、今日の国際情勢に「言説」という新たな分析視座を提供する。本書執筆中の2023年7月に急逝した著者の後の校正作業を三浦聡教授(名古屋大学)が継ぎ、遂に完成へと導いたまさに渾身の集大成。国際政治学の泰斗の遺稿?
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