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戦後、特に高度経済成長期以降、経済生活や家族観が大きく変化して来た今日、家庭経済について、簿記や会計上、検討すべき課題が生じてきている。例えば、クレジットカードやスマートフォンによる買い物の計上時点をはじめ、買い物ポイントの扱い、海外旅行に伴う外貨両替の扱い、相続・被相続及び受贈・贈与の扱い、棚卸資産と償却資産の扱いなどであり、「家計の個別化または個計化」は会計単位をどのように考えるかという会計の根本に関わる問題である。本書では、家庭会計の内容、目的を再検討し、これに基づいて、財産計算、所得計算、消費計算、収支計算について論述、「単複式家庭簿記」も概説する。
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