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三年前にその死を知らされた姐・朱夏が生きていると信じて、岑国で皇子のためにある後宮――通称”華園”こと煌華宮で宮女として暮らしている春璃。同じく宮女で、朱夏と同じタイミングで華園で宮女だった姐・麗沙を亡くしている翠蘭や、ある理由から煌華宮に戻ってきた皇子・高紫らと共に、華園で行方知らずになっている朱夏の情報を探っていた。が、春璃がカースト内で位を上げたことによる女たちの嫉妬や華園の女帝・玉瑛の策略、そして起きる殺人や事件に巻き込まれて……? 全ての謎が明らかになったとき、深い愛に涙する……。ページをめくる手が止まらない、中華風ファンタジー版”大奥”が舞台のサスペンス・ラブ!
装画:syo5
■著者プロフィール
菊川あすか(きくかわ・あすか)
東京都在住。2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版)でデビュー。他に『この声が、君に届くなら』(集英社)、「大奥の御幽筆」シリーズ(マイクロマガジン社)などがある。
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