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江戸時代後期に、それまでの農本主義にとらわれずに、株仲間を認めたりロシアとの貿易を模索したり、計数貨幣を発行したり、印旛沼の干拓をはかるなどして、数々の新経済政策を打ち出した田沼意次が、歴史上では賄賂政治家のレッテルを貼られ、また、歴史の表舞台から姿を消してしまう。その闇に包まれた歴史の真相を、オランダを中心とする海外の古文書から探り出して、新しい田沼意次像を提示する。
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