中国経済はなぜ崩壊しないのか

KINZAIバリュー叢書

中国経済はなぜ崩壊しないのか

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出版社
金融財政事情研究会
著者名
柴田聡 , 塩島晋
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2024年10月
判型
四六判
ISBN
9784322144826

苦境に立つ中国経済の真相に迫る!
◆中国経済は深刻な不動産市場の低迷に苦悩しながらも、なぜ経済の大混乱に陥ることなく、比較的安定した経済運営を維持できているのだろうか。中国の経済政策決定の内情、日中の金融行政に精通した著者ならではのディープサイトで、極めて独特な中国経済のメカニズムを解明。エビデンスに基づきバイアスなく中国経済をみることで、問題の所在とその構造を明らかにする。
◆アジア開発銀行第9代総裁・元財務官 中尾 武彦氏 推薦!
「不動産の低迷に揺れる中国経済の行方、そのメカニズム解明に挑戦した渾身の分析。金融庁で日中金融協力を長年にわたり主導し、中国の経済・金融に精通する筆者ならではの考察が凝縮された一冊。」

【主要目次】
第1章 中国不動産市場の低迷と混乱
・1 「保交楼」政策
・2 大手デベロッパーの窮状
・3 今後の展開はどうなるか
・4 デベロッパー業界でも「国進民退」が進行
第2章 中国の「不動産バブル崩壊」は本当か
・1 中国の不動産統計
・2 中国の不動産下落は過去にも発生
・3 デベロッパーの四重苦
・4 不動産テコ入れ策と今一つの政策効果
・5 住宅市場はクラッシュするのか
・6 日本のバブル崩壊との違い
第3章 中国の地方債務問題
・1 不動産市場と地方財政の深いリンケージ
・2 債務リスクが深刻な東北部・内陸部の地方都市
・3 「隠れ債務」の実態
・4 地方債務のサステナビリティ
・5 地方債務問題の今後の展開
第4章 中国の不動産金融
・1 不動産金融の担い手は誰か
・2 不動産融資はどれだけ不良債権化しているのか
・3 大手国有銀行の「不良債権プール機能」
第5章 中国の金融システム《マクロ編》
・1 不動産市場発の金融危機は起きるのか?
・2 金融システム全体の健全性
・3 300兆円規模の不良債権処理
・4 信用秩序維持に向けた制度整備
第6章 中国の金融システム《地方金融編》
・1 問題の個別解決が必要な地方金融
・2 ガバナンス問題行の個別破綻処理事例
・3 地方性銀行の合併再編の推進
・4 財務基盤が脆弱な地方性銀行への資本注入
・5 地方金融への監督強化
終 章 中国経済が崩壊しない理由
・1 考察のポイント
・2 不動産市場と経済金融の全体構造を可視化する
・3 中国の「最後の砦」
・4 中国経済は復活するのか
・5 住宅需給対策では特に保障性住宅に注目
・6 住宅市場の成長ポテンシャルと2027年の次期党大会

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