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障害や難病をかかえる大人や子どもたちと、
その生活や心を支える犬たちとの深い絆
――彼らが起こした奇跡の物語
アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイ(介助犬、ファシリティドッグ、コートハウス・ファシリティドッグなど、人を助ける犬を育成する団体)創設者の著者が、これまで育成してきたアシスタンス・ドッグたちと人々との絆や交流の実話をまとめた一冊。
犬たちと人々が再びチャンスをつかみ、困難を乗り越えていく、心あたたまる16の物語を紹介。
・日本初のファシリティドッグとして、重い病気と闘う子どもたちに寄り添った“ベイリー”
・少女に奇跡をもたらし、“ベイリー”誕生のきっかけとなった“タッカー”
・筋ジストロフィーを患う少年の忠実な介助犬かつ親友となった “リーダー”
・障害を持つ女性の自立を助け、自宅で火事に巻き込まれた彼女を救った“フリーダム”
・ハワイ初のコートハウス・ファシリティドッグとなり、子どもたちの証言を支えた “ポノ”
さらに、日本語版オリジナル付録として「ありがとうベイリー」を収録。日本初のファシリティドッグとして、2010年に静岡県立こども病院で活動を開始し、2012年7月に神奈川県立こども医療センターに移り、2018年10月に引退するまで、延べ2万2500人以上の入院中の子どもたちに寄り添い、励まし、笑顔にしてきた“ベイリー”。多大なる功績を残したベイリーは2020年10月1日に虹の橋を渡ったが、今でもたくさんの人たちの心を温かく包み込んでおり、ベイリーが切り開いた道は、後進のファシリティドッグたちにしっかりと引き継がれ、彼らは小児がんや重い病気と闘う子どもたちとその家族を日々支援している。この付録では、ベイリーと深い絆を結んできた人たちから、メッセージや思い出の写真の数々が寄せられている。
巻末には、日本の専門家による解説を掲載。日本や欧米におけるアシスタンス・ドッグの現状などを知り、本書の内容をより深く理解できるようになっている。
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