言語の通時的変化はなぜ、そしてどのように生じるのだろうか。本書では古英語から現代英語にいたる統語変化を生成文法の枠組みで分析するとともに、英語史研究が生成文法の理論的発展にいかに貢献しうるかを論じる。第I部でこの領域の主な論点を概観した後、第II部では動詞移動の消失と主語位置の変遷がさまざまな構文の発達に与えた影響を論じる。第III部では形態格の消失に起因する構文変化や数量詞遊離の推移について考察する。
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