中近世陶磁器の考古学 第18巻

中近世陶磁器の考古学

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出版社
雄山閣
著者名
佐々木達夫
価格
7,480円(本体6,800円+税)
発行年月
2024年10月
判型
B5
ISBN
9784639030089

遺跡から出土する陶磁器は、歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。
本書はそれら資料に基づいた多様な研究法と新鮮な論点から語られる 生活文化史のシリーズ第18巻である。
遺跡から出土する陶磁器には多様な研究の課題と方法があり、新鮮な論点や深く掘り下げた資料を用いて執筆した論文が本巻にも集まった。
〓鶴巻論文は越後の河川交通や領主、地頭を介した中世陶器の生産や年代、流通を論じる。〓西住・中山論文は肥後菊池氏の河川と有明海利用の中継貿易、中国陶磁器の優品の意味を論じる。〓遠藤論文は朝倉市黒川院出土品で喫茶文化復元法を論じる。〓森村論文は陶邑から神出魚住と珠洲を加えた中世八古窯の成立を論じる。〓李論文は康津窯の素焼専用饅頭窯から、高麗青瓷窯と汝窯、南宋官窯技術の交流を論じる。〓尾野・平尾論文は桃山陶器の瀬戸・美濃と唐津の双方向技術交流を論じる。〓大橋論文は赤絵町出土品とアウグスト強王旧蔵の類似品比較から特徴や産地、時期を論じる。〓扇浦論文は近世土蔵保管饗応食器箱書から当時の名称と用途を示し、使用分類を提案する。〓西田論文は新発田市の近代窯業と出土品を論じる。〓関口論文は『天工開物』の「済水転〓」に見える窯頂部から加水燻焼する還元化技術を論じる。〓陳論文は『天工開物』、『景徳鎮陶録』など古書再版で原図と違う版画の修正を論じる。(「まえがき」より)

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