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人間にとって言葉とは何か、短歌が具えている日本語の生理とはどういうものか、著者は短歌に興味を持った当初から半世紀に渡り考え続けて来た。その解決できない問いに、短歌の鑑賞をとおして正面から向き合い、今日までの思いを綴った一書。
月刊誌「短歌研究」2017年1月号から年2019年6月号までの28回にわたる連載に加え、巻末に「短歌における「われ」の問題」を併収した。
「和文脈を追いかけて」という試みは短歌を詠むという営みを通して、
日本語という言語の〈生理〉がいかに豊饒な可能性を
蔵しているかを体得させてくれる。──池上嘉彦(帯より)
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