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「日本美術応援団」団長、40年の総決算
日本美術ブームの火付け役である美術史家、山下裕二氏の美術論考集。著者は、時代やジャンルにとらわれず、既存の価値観を一度取り払い、自分の目で心の底から良いと思った作品を、世に出し応援することを続けてきました。明治学院大学で教鞭をとりながら、「円山応挙展 江戸時代絵画 真の実力者」「The ドラえもん展」「江戸絵画ミラクルワールド 奇想の系譜展」など、20 近い展覧会を監修。赤瀬川原平さんとの共著『日本美術応援団』シリーズ、『岡本太郎宣言』、『日本美術全集』全 20 巻など数々の書籍に携わり、展覧会、書籍、テレビ、雑誌など、あらゆるメディアを駆使しながら、自身の応援する作家・作品を世に周知することを徹底してきました。本書は、美術専門雑誌の記事や、展覧会図録の論考など、現在入手困難なものを中心に、著者本人が40年以上かけて執筆した1000近い候補から81本を厳選して収録します。雪舟に関する学術論文から、伊藤若冲などの江戸絵画、マンガ、現代美術に関するテキストまで、作品の時代順に掲載し、全体を通して著者流の日本美術史が通観できる1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者は一貫して、作品の持つ力と世間的な知名度にギャップがある作家について、さまざまなメディアに文章を書き、「応援」する活動をしてきました。対象は、時代もジャンルも問いません。本書には、伊藤若冲が知名度を獲得する前の論考や、今や有名な現代美術作家の会田誠や山口晃が、知られざる存在だった時代に「応援」するためのテキストも掲載しています。本書を読むことで、個々の作家や作品に対する理解が深まるだけでなく、ここ3、40年の間に書き換えられてきた日本美術の受容史もわかる唯一無二の本になっています。
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