古墳時代を通じた古墳編年と時期区分の再構築を目的として、前書『前期古墳編年を再考する』(2018年)をうけて、中期古墳編年の再検討をおこなう。そして、中期古墳に副葬される各種副葬品の編年研究の到達点を確認するとともに、埴輪編年や土器(土師器・須恵器)編年との対応関係にも配慮することにより、副葬品による中期古墳広域編年を新たに提示する。さらに、暦年代、王権構造、東アジア国際交流など古墳時代中期社会の実相に迫るうえで不可欠な論点を取り込みつつ、新たな中期古墳編年に即して中国四国の諸地域の動向を浮き彫りとする。
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