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シベリア抑留者はなぜ温かく迎えられなかったのか。なぜ沈黙して家族に何も語らなかったのか。
抑留経験者が少なくなっていく今、彼らの時間はこのまま消えていってよいのか。カリフォルニア在住の著者は、家族に起きた人権侵害の歴史に目覚めてから一人史実に迫った。世界史に刻まれるべき事実を風化させてはならない。抑留者とその遺族にも丹念にインタビューを重ねたオーラルヒストリーから浮かびあがるものは? 米ソ冷戦構造下で翻弄された運命、女性たちの悲劇…..
今こそ、60万人の苦悩に生きた
日本人の記憶の継承のために、
本書は若いみなさんにも読んでほしい。
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目次
まえがき
第一章 カリフォルニアで暮らす
一.結婚してサクラメントへ
二.カリフォルニア州で教える
三.日系アメリカ人とその歴史
第二章 新しいプロジェクトに取り組む
一.「シベリア抑留」への導き
二.史実を伝承するために
三.たくさんの後押し
四.相澤英之氏との交流と「シベリアの歌」
第三章 シベリア抑留者の苦難
一.敗戦
二.ソ連の国内事情
三.抑留者となった日本人
四.屈辱の収容所生活とシベリア三重苦-飢餓、重労働、酷寒
五.賞賛された日本人の労働
第四章 抑留経験者の諸問題
一.日本新聞と共産主義教育(民主運動)
二.帰国
第五章 女性の抑留者
一.満洲国の成り立ちと女性の立場
二.女性抑留者
第六章 シベリア抑留・家族の証言
一.北川翔さん(ロシア音楽家)
二.トレジャー・圭子さん(友人。サクラメント市で幼稚園を主催)
三.茂里一紘さん(前東京女子大学学長)
四.山辺美嗣さん(全国抑留者協会千葉支部)
五.山村三知子さん(全国強制抑留者協会石川県支部)
六.吉川元偉さん(国際基督教大学特任教授 元国連代表)
あとがき
本書に寄せて シベリア強制抑留の記憶
(国際基督教大学名誉教授、大西直樹)
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