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未公開資料と膨大なインタビューを駆使した決定版の伝記を、ついに邦訳。
「現代史に欠くことのできない著作だ」ガーディアン紙
「すばらしい…非常に洗練された批判的内容だ」フォーリン・アフェアーズ誌
「情熱的な理想家と冷徹な規律家を描いた、信頼できる伝記だ」ニューズウィーク誌
「委曲を尽くしている…アンダーソン氏が語るように、チェは生きている」エコノミスト誌
「本書に匹敵する分量と調査の詳細さは、想像しがたい」ボストン・グローブ紙
「良家出身の医師免許を持ったアルゼンチン知識人を、世界変革の試みへと駆り立てたのは何だったのか? チェの謎に満ちた生涯の物語を解き明かせば、冷戦の最も興味をそそるエピソードのいくつかに光を当て、その中心人物の一人をずっと鮮明に描き出せる。…
私にとって最も大きな課題は、チェの記憶を取り巻いていた聖人ぶった雰囲気を打ち破ることだった。実際、チェはキューバの守護聖人で、かつての彼を知っている人々の回想はたいてい臆病な称賛か、臆面もない政治的決定論だった。チェの少年時代の友人を訪ねて数カ月間アルゼンチンをあちこち動きまわって初めて、この男――若きチェ・ゲバラ――が、現実味のある人間として浮かび上がりはじめた。さらにハバナに戻ると、彼の未発表の日記のいくつかを見る特権を与えられた。それは、少年から伝説のチェへの変身を解明する助けとなった」(まえがき)
上巻では、出生からキューバ革命の成功、そして革命後の旧体制の粛清までを扱う。[全2巻]
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