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ベストセラー『白石範孝の教材研究』についに続編登場!令和6年版教科書の新教材を徹底解説!!
本書の概要
令和6年版教科書(光村図書・東京書籍)では新たに26本の新教材が掲載されました。定番教材として親しまれた説明文教材に代わって掲載された「風船でうちゅうへ」(光村4年)、謎解き物語文である「友情のかべ新聞」(光村4年)など、先行実践のない教材をどのように分析し、授業化していくのか、白石流教材分析をもとに提案いたします。
本書からわかること
<新教材への向き合い方がわかる>
教材文にはじめて向き合うとき、どこをどのように分析し、目の前の子どもの姿と照らし合わせながらどう授業化していくのか、正解のない教材分析に悩んでいる先生も多いことでしょう。
白石先生は教材分析の際、1枚の「教材分析図」として手書きでまとめ、教材の構造、特徴、論理をあぶり出しています。本書では、掲載教材すべての「教材分析図」をそのまま掲載し、白石先生の筆圧、色遣い、そのペン先が逡巡する様からも、教材の見所が一目でわかるようになっています。
<教材の論理をとらえる方法がわかる>
教科書に掲載されている教材は、それぞれ「論理」をもっています。「教材の論理」とは、その教材の学習を通して子どもたちが習得することができる、汎用的な「読みの力」「読解力」「読みの技」などのことです。そのような教材の特徴や論理を捉えることが「教材分析」です。本書では、教材分析の際に以下の考え方を大切にしています。
①文章や作品を丸ごと捉え、全体を俯瞰した読みをすること
「どんな事例から、何を主張したいのか?」「なぜ、そのように変わったのか?」というような因果関係を捉える。
②文章や作品を以下のような三部構成でとらえ、全体のつながりを読むこと
◆物語
「設定の部分」~「山場の部分」~「結末の部分」
◆説明文
「話題・課題の部分」~「具体例・事例の部分」~「まとめ・主張・要旨の部分」
<「課題」から生まれる「問い」とその解決の過程がわかる>
教材の特徴や論理を見極めるのが「教材分析」であるならば、その特徴や論理を生かし、子どもたちにどのような技(汎用的な言葉の力)を育てるのか、その授業の方向や言語活動を検討するのが「教材研究」です。なぜなら国語授業は、「教材を教える」のではなく、「教材で教える」ことに目的があるからです。
汎用的な「読みの力」「読解力」「読みの技」を身に付けるための国語授業とするために、白石先生が大切にしているのが、子どもたちに「問い」をもたせ、教材を丸ごと捉えて全体のつながりを読みながら、「用語」「方法」「原理・原則」を用いて解決していく道筋です。これにより、子どもが主体的な学び手となるとともに、国語で身に付けるべき汎用的な力を育てることができるからです。
本書ではこの問題解決的な学習の道筋を、一つの方法として提案しています。
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