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大人気の『こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑』シリーズ第3弾。水辺の石拾い、街なかの石材の次に注目するのは、古代の生き物のなんともふしぎな化石の数々です!
「化石」というと、恐竜の骨を想像する人も多いでしょう。しかし実際には、古生物の体そのものが化石化した「体化石」よりも、ウンチや足跡、巣穴など、活動の痕跡が化石として残った「生痕化石」の方が数はずっと多いのです。
生痕化石の残る地層は、もしかすると、あなたの住む近くの川原や海岸でも見られるかもしれません。
かつて地球上に存在した古生物たちが残した生きた証「化石」は、現代に生きる私たちに、太古の時代についてさまざまなことを教えてくれます。
本書では、ユニークな古生物たちを紹介するとともに、地球のダイナミックな運動や化石のでき方、古生物学者が化石をどんなふうに調べ、古生物についてどのように研究しているかを、マンガと図版たっぷりの解説を通して紹介します。
地球科学から古生物学、体験学習にまでまたがるテーマを扱った、理科の自由研究にもおすすめの一冊です。
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●1 古生物って何だろう
千葉の海水浴場で遊んでいた光ちゃん・がんちゃんきょうだいは、近くの岩場でうずくまっているお兄さんに出会います。
「なにをしているの?」
「化石を掘っているんだよ、ウンチの化石をね!」
お兄さんは古生物学者・泉賢太郎先生でした。光ちゃんとがんちゃんは、泉先生からかつて地球上に存在したいろいろな古生物を教えてもらいます。
●2 体化石と生痕化石
泉先生はおもに「生痕化石」の研究をしています。どんな古生物がその痕跡を残したのか、「持ち主」はわからないことも多い生痕化石ですが、そこには太古の謎をひもとくさまざまなヒントが隠されています。
●3 化石のでき方
ウンチのようにやわらかいものまで化石として残るのはどうしてでしょうか?
化石のでき方を知ると、現代の私たちが化石を観察できるのがどんなにラッキーなことかがわかります。
●4 地球の活動と化石
多くの場合海底でできる化石は、どうして地上で発見されるのでしょう。その理由は、地球のダイナミックな活動にありました。大地の大きな動きは、時に複雑な地層を生み出します。化石は、そうした地層の年代や環境を読み解くヒントにもなります。
●5 研究室に行ってみよう
古生物学者は化石の発掘や地層の調査ばかりしているわけではありません。研究室で行うこともたくさんあります。
ひかるちゃんとがんちゃんは大学の泉先生の研究室を訪ね、古生物や太古の環境のさまざまな調べ方を教えてもらいます。
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