記号の本質や人々と記号との関わりを探究し、記号を媒介とした人間の未来志向的かつ動態的な発達を描くことを目指す「文化心理学」について解説した書。
人間の精神における文化的な複雑性に焦点を当て、従来の心理学の公理的基盤に挑戦する。
また、質的研究法の一つであるTEA(複線径路等至性アプローチ)に関わる重要な概念も解説される。
本書で扱う記号論的動態性の文化心理学は、再現性問題などで揺れる心理学の世界に突破口をもたらす可能性を秘めている。
原書名:An Invitation to Cultural Psychology
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。