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鎌倉幕府が編纂した「吾妻鏡」には源頼朝に対して挙兵した「大河兼任(おおかわかねとう)」についての記述があるが、兼任についての古文書が他にないため、いつ、どこで生まれ、どこに住んでいて、どこの土地を支配していたのか、そしてなぜ強大な力(頼朝)に立ち向かったのか…などは諸説あり、謎の多い武将である。
著者は様々な文献を読み進め考察を展開する。兼任軍水死者は5000人ではなく50人だったのではないか…5000人であれば八郎潟干拓工事の際、縦横細かく走る排水路の掘削で鎧兜が出てくるはず…など史実を考察する面白さを随所で味わえる。
兼任が秋田の県民性にはない気骨のある人物であったとし、秋田県のトップには兼任のような覇気と行動力を学んでほしいと「地方創生」にまで及んで最後の章を締めくくる。語り口調の一問一答形式で読みやすい、新しい歴史の書。
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