日本において、近年、国際バカロレア教育(IB教育)への注目が増してきている。
文部科学省の積極的な働きかけもあり、「国際バカロレア認定校」も徐々にその数を増やしてきている。
本書はこの日本で導入が拡大しているIB 教育という「現象」に焦点を当て、教育学、社会学、認知心理学、
言語学等といった複数の専門領域の知見から、IB教育の実践へ批判的探究を行った。
日本国際バカロレア教育学会での研究の深まりを体現する書である。
第?部で「国際教育としてのIB 教育受容」というテーマでIB 教育の受容実態の解明を試みていく。
第2部では「高等学校・大学間の教育接続―学習観と大学入試に着目して―」というテーマで
国内におけるIB教育の位置づけを探索する。
第3部では「各教科に焦点を当てた教育方法」というテーマで、
各学校での各教科・科目における教育方法について、
理論と実践の両面から批判的探究を行う。
そして全体を通して今後のIB教育の展望を具体的に論じていく。
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