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『しくしくと泣くお地蔵さんがいます』若い娘が噂話を持ち込んできた。古本屋の主、吉蔵は、市井の噂から城内の密事まで、事の顛末を情報として商う。噂の真相を見極める「見届け人」の一人、秋月伊織は、大身旗本の次男坊にも拘らず、吉蔵に協力していた。
吉蔵は何でも買うわけではない。娘のように金目当てだとわかると一切取り合わない。金のやりとりを前提に情報を買うと「曇り」が生じると追い返す。だが娘の様子が気になり、伊織に見届けるよう依頼する。その実、昔庇ってくれた男に恩を返すため、娘は金策に走っていた。隠していた罪と密かな想いが次第に明らかになっていき……。
心揺さぶられる人気時代小説。シリーズ第二弾!
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