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本書は核物質の大学院1年目のコースの教科書としておよび原子力発電所用部材の設計および性能面での様相に係わる技術者達の参考書として,その両方に対処出来るように設計している.本書はカリフォルニア大学,バークレー校,原子力工学部の大学院での講義が基となっている.原子力工学の院生達は様々な学科の卒業生から成るものの,多くは本書で簡単に取り扱い,かつ取り扱う応用の大部分を占める基礎的な物理学と化学のバクグランドを有している.この理由から最初の8章は統計熱力学,結晶学,化学熱力学,金属物理学の特定分野のレビューに割り当てている.第9章から第16章で酸化物燃料の性質と照射挙動を扱う.第17章から第20章は被覆材に対する同様の問題を扱う.第21章は前章までに紹介した物質の挙動解析での燃料要素全体に対する性能計算を示す.…このアプローチは記述的よりむしろ解析的である.燃料要素の幾つかの様相の性能模型と読者がよく知る単純で基本的物理原理間での関係を非常に明確にし単純にするのがその意図である.この哲理は単純表示に比べ多くの燃料要素性能解析を導くための開始点で構築される沢山の標準式,古典式を意味している.可能な限りこの様相を本書は首尾一貫しかつ包括的であるよう意図した,その長さがこのアプローチへの書き取りの大部分を成している.究極の目的は一緒に入れられた金属とセラミック中で起きている原子炉燃料ピンの複雑な照射挙動を生み出す物理学的過程の理解を伝えることである.…学生達への手助けとして各章の末に問題を提供している
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