一般衛生管理による食品安全経営

一般衛生管理による食品安全経営

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出版社
幸書房
著者名
角直樹 , 中村滋男 , 齊藤智子
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2024年10月
判型
A5
ISBN
9784782104842

本書は,中小食品製造業の経営者・食品安全関係者に必要な,食品安全マネジメントの知識を解説することを目的としています. 本書の前身は2017 年4 月,HACCP 義務化を含む食品衛生法改正公布の1 年前に発行された「一般衛生管理による食品安全マネジメント」です.HACCP 義務化の前に理解しておくべき「食品安全マネジメントの基本」と「一般衛生管理」を中心に詳説し,中小企業に向けた食品安全の入門書としてご好評をいただきました.本書はその後継本です.
 15 年ぶりの大改正だった改正食品衛生法は2018 年6 月に公布されました.営業許可制度の見直し,食中毒の広域連携,食品用器具容器包装のポジティブリスト化など多方面の改正が行われましたが,食品衛生関係では,HACCP の義務化が目玉でした.併せて,一般衛生管理が食品衛生法施行規則に載ることで,国の法律に格上げ(従来は都道府県条例)されたことも大きな変化でした.この改正により,食品衛生の法制度は国際標準と同等になり,食品事業者が実施すべき衛生管理がしっかりと制度化されました.
 一方で,食の安全要求はますます厳しくなっており,中小企業もしっかりした対応が更に求められています.改正食品衛生法や,新たな認証のJFS など新しい制度が出てくる中で,依然として中小企業はどこから手を付けてよいのかわかりづらい状況が続いています.日本に食品製造メーカーは約33,000 社あると言われていますが,そのうち中小企業が98.8%を占めています.中小企業の食品安全レベルが上がることが,日本の食品業界の発展には不可欠といえます.したがって「中小食品製造業の経営者・食品安全関係者に向けてどのような食品安全施策をとるべきかの指針を示す」という初版の目的はますます重要になってきています.そこで本書では食品衛生法改正と最新の環境変化に対応して,内容を大幅に改訂しました.
 日本の食文化を支えている,すべての中小食品製造業が正しい食品安全経営を行い,安全でおいしい商品を供給しながら事業基盤を強靭なものにしていき,その結果として「日本の食品は品質も素晴らしく世界一安全」ということを世界中の人が認める日が来ることを願っています.

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