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構成、表現、発声法、ジェスチャーといった英語スピーチ・プレゼンテーションの基本的な要素はもとより、「伝わる」ための技術に重点を置いた実践的なテキスト。レトリックやフックなど、聞き手を惹きつける効果的な方法を学べる。音声、動画、ワークシートなどがウェブ上で利用可能。
■「はじめに」より
皆さんは、こんな経験はありませんか?
「英語は間違えていないはずなのに、メッセージが伝わっていない気がする…」
「一生懸命準備したのに、聞き手の反応がいまひとつ…」
私は英語教育に携わるようになってから、多くの授業でスピーチやプレゼンテーション(以下、プレゼン)を取り入れてきました。受講生たちは、これまでに学んだ英語の知識を駆使して原稿を作成し、発表時には聞き手とのアイコンタクトを意識するなど、形式的には優れたプレゼンを行っていました。しかし、伝えたい内容が効果的に伝わっていないと感じることも少なくありませんでした。(中略)
本書は、これまでの授業での試行錯誤と、受講生の反応や同僚の先生方のフィードバックをもとに作成されました。英語スピーチ・プレゼンの基本的な要素(構成、英語表現、発声法、ジェスチャーなど)に加え、より「伝わる」ための技術に重点を置いています。正しい英語を話すだけでは不十分であり、聞き手に理解・納得・共感してもらうためには、情報を分かりやすく説明し、説得力を高める技術(レトリック)や、聞き手の興味を惹くスキルが不可欠です。本書では、効果的な始め方(フック)や言葉に豊かな表現を与えてくれる修辞技法、聞き手の興味を維持するストーリーテリングの手法など、類書ではほとんど扱われていない様々なテクニックについて学ぶことができます。また、緊張を和らげるコツや魅力的なタイトルの作り方など、実践的なアドバイスも豊富に取り入れています。
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