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全体像という「型」に当てはめることで、難しい英文法の知識を単純化して整理する。書く練習や演習問題も充実。基礎をしっかり固めることで、無意識の状態で瞬時に英文を判断できる状態になれば、さらに上のレベルも目指せる。
例文の読み上げ音声、書き込み用のシートがウェブ上で利用可能。
■「はじめに-本書が目指すもの」より
英文法の知識は膨大なので、まず学習する際に知識がごちゃごちゃになってしまって、何を勉強しているのかわからなくなります。またその知識をアウトプットして使う際にどの知識を使ったらいいのかわからなくなってしまいます。だから英文法の学習は難しく感じるのではないかと思います。
ですから、基礎を固めることで、その膨大な知識をわかりやすく整理することが、インプットもアウトプットも楽にする近道なのです。ところが、前述の通り、「基礎」という言葉が「簡単なことをやっている」という誤解を招くことは否めないと思います。そこで、今回、視点を変えてみることにしました。本書の「英文法の展望台」が表すように、「基礎」というのは、「展望台に上って景色を眺める」ことだと意識してみたらいかがでしょうか? 展望台から全体像を眺めれば、「どの知識がどこで使われているのか」ということが一目瞭然ですから、インプットがしやすくなるだけではなく、アウトプットもしやすくなります。
そもそも学習にプライドもへったくれもなく、みなさんは他人のためではなくご自身のために勉強しているのですから、他人からどう思われようと気にせずに勉強をすればよいと思います。「基礎をやっていると馬鹿にされるんじゃないか」と思っている人も、「自分は展望台に上っているんだ」と考えれば、むしろ優越感にひたれるのではないでしょうか?
■目次
第1部 カタマリを理解する
1. 意味のカタマリ
2. 名詞のカタチ
3. 修飾
第2部 全体像の要素を見分ける
1. 文頭のパターン
2. 動詞とその周辺
3. 補部―より正確な理解へ
4. 文末の副詞
第3部 さまざまな文のパターンに対応する
1. 文の種類
2. 態(能動態・受動態)
3. 例外(倒置など)
総合演習
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