特集:食べることをやめるとき
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特集 食べることをやめるとき
人生の終末期、人は誰しも食べることが難しくなります。そのとき、訪問看護師は療養者に向き合いながら、「本当に経口摂取をやめる必要があるのか」「食べられなくなることを家族にどう伝えればよいのか」などの難しい判断や対応が求められます。
さらに「死んでもいいから食べたい」と療養者本人に言われた場合には、倫理的配慮を踏まえた早急な対応が必要です。
本特集では、これら「終末期における食べること」の課題について、看護の視点から考えました。
論考では看取り期の「食べる/食べられない」の判断、「食べることをやめる」ときの家族への伝え方、「死んでもいいから食べたい」と言われたときにできるケアの実際について述べます。また、「食べることをやめる」ときの3つの事例と、意思決定支援の資料として、誤嚥性肺炎で入院した高齢者の退院後の長期予後の実態を紹介します。
食べるための身体機能が失われてしまったとしても、療養者やその家族がやむを得ずではなく、自らの意思で「食べることをやめる」選択ができるよう、訪問看護師ができる支援とは何か。その可能性と希望を見いだしていただければ幸いです。
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