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「典型判例シリーズ 事故法大系」は、民事事件を対象に、事故法を形成する膨大な数の裁判例のなかから典型判例を精選し、実務理論を提示することを目的とする。
本シリーズにおいて「典型判例」とは、裁判例のうち裁判所の法創造機能が顕著に認められ、その後の判例及び紛争処理実務に影響を及ぼすものをいい、「実務理論」とは、実務において形成され、実務の紛争処理等において重要な役割を担い今後の発展にも寄与する理論をいう。
シリーズ第Ⅳ巻は「学校事故」を取り上げる。本書第Ⅰ章「概論」は、「学校事故」を、保育所、大学を含む「学校」をめぐって発生した児童・生徒に限らず教員をも被害者とする、人身傷害、人格権侵害に関する事故と定義付けをし、学校事故に関わる法令や行政指針等の内容や運用についてふれ、事故の責任に関する分析の視点や、学校災害や事故に関わる各種保険等の制度について概説する。
次章以降の典型判例の解説では、第Ⅱ章「教室学習中の事故」、第Ⅲ章「運動中・学校行事中の事故」、第Ⅳ章「生活指導・懲戒権行使、人格権等に関する事故」、第Ⅴ章「生活安全、施設管理に関する事故、その他」の編成のもとに、16の主要テーマを設けてそれぞれ典型判例を紹介し、裁判例を通して導き出した損害賠償や紛争処理の骨格をなす「実務理論」を究明する。学校事故に関するさまざまな問題について詳細な分析と考察を行い、実務家の活動にとって基本となる理論を明らかにする。
また、本書では事故の概念を広く柔軟に捉える意図も含んでいて、いじめやアカハラ、セクハラなど社会的関心の高いテーマや、給食アレルギーやSIDS(乳幼児突然死症候群)のような難しい問題についても、事故として取り上げている。
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