大正13年に宮崎町、大淀町、大宮村が合併して発足、平成18年には田野町、佐土原町、高岡町、同22年に 清武町を編入し、令和6年に市制100年を迎えた宮崎市。その新生宮崎市域を網羅した初の写真集。
本書の取材にあたっては各家庭アルバムを中心に収集。そのため、行政の記録やプロの写真家によって撮影された写真集と異なり、日常の何気ない光景を写したひとコマに、図らずも映り込んだ建物や街並み、人物などに多くの情報が残され、貴重な時代の資料ともいえる写真集となっている。
昭和時代の身近な暮らしや懐かしいデパートの屋上遊園地、神武大祭などの写真600点以上を、9章のテーマに分けて収録。それぞれの写真には丁寧な解説を付して、ページをめくるたびに大正、昭和戦前、戦後と移り変わってきた地域の姿をたどることができる写真アルバムとなるよう努めた。また宮崎の鉄道黎明期のほか、日本少女歌劇座、八紘之基柱、南国宮崎産業観光大博覧会など、当地ならではの特色ある項目をフォトコラムとして特集している。
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