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本書では、中学数学で理解できる線形代数の考え方を紹介し、内積と外積、三角関数などをプラスアルファすることで、線形代数への理解を深める構成になっています。
ものの量の表し方から入り、身近なものを例にスカラー量・ベクトル量を解説します。線形代数の考え方の元になっている内容を拾いながら進めていくので、くじけることなく親しみをもって読み進めることができます。
そして線形代数の「線形」とはそもそも何なのか、イメージをつかんでもらい、ベクトルや行列へと進んでいきます。なぜそれらが必要になってくるのかという点についても折々で触れますので、本書が読み終わるころには、基礎的な考え方がわかるようになっているのはもちろん、線形代数への抵抗もがなくなっているでしょう。
著者は知りたい!サイエンス『中学数学からはじめる暗号入門』を執筆した関根章道先生です。
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