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鎌倉時代の女流歌人。歌道の家である御子(みこ)左(ひだり)家に嫁ぎ、古典を講じ、歌論書を執筆するなど、当時の女性としては類を見ないほど和歌の世界で活躍し、家業を支えた。夫の為家(ためいえ)死後、遺産争いの訴訟で鎌倉に下向した時の様子を『十(い)六(ざ)夜(よい)日記』として残す。才気溢れる文学者であり、良妻賢母の手本とされたその人物像を、時代背景や女性観に即して描き出す。
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