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中学3年生で和歌山から大阪に出奔した少年が、19歳で抜型屋「菱屋」を起業。業界初の500Wレーザー加工機の導入、独自CADシステムの開発、機械製造の完全内製化など、すべて独学で達成した。ついには2005年、天皇陛下と皇后陛下がご訪問される「行幸啓」を賜ることとなった。その後、会社を次代に託して「NPO法人近畿介助犬協会」を設立し、15 年にわたり介助犬の育成と普及に力を尽くした。「知らないからこそ、生み出すことができる」と、常に可能性を追求して歩み続けた経営者が、その軌跡を記した一冊。
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