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冬枯れから芽吹きへ。夜長や風雪を愁い、春を待望する想いが込められた名作を味わう
穏やかな朗読とわかりやすい解説で漢詩の魅力を紹介する「漢詩をよむ」。後期のテキストでは、漢詩における「歳時記」をテーマに、名作を紹介・鑑賞する。「歳時記」は日本では江戸時代以降の主に俳句の季語を分類したものを指すが、本来は、四季に応じた事物や行事などを列挙した中国古来のもの。10月から翌年3月までの後期では、秋から冬へと季節が移ろうなか、自然の変化や人びとの営み、節句や祭りに材を取り、哀感や郷愁、春を待つ想いがこめられた作品を鑑賞する。秋の夜長、虫の声、初霜や初雪、冬衣、冬至、大晦日、元旦、人日(正月七日)、小元(正月十五日)、元宵(同日夜)、寒食(冬至から百五日目)、柳絮……といったそれぞれの題材を、李白、白居易、蘇轍、韋応物、王維、杜牧、陸游といった詩人たちが描いた秀作を、存分に味わう。
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