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柳宗悦の「ことば」を丁寧にひもときながら、その思想の真髄に迫る、通年講座の下巻。
柳宗悦が有していた高邁な宗教哲学を密接に絡めながら、柳の見出した「民藝」について、その「ことば」を熟読玩味しながら、若松英輔氏が丁寧にひもとくガイドブック。下巻では民藝の新生原点とでもいうべき「琉球(沖縄)」への言及、「手仕事」の発見、「大無量寿経」から始まり、柳の著書『南無阿弥陀仏』に至る日本仏教との邂逅、柳が多数遺した「心偈」、そして最後には晩年の柳が掲げた「仏教美学」について講じていく。
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