解脱房貞慶の世界

龍谷大学仏教文化研究叢書

解脱房貞慶の世界

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出版社
法蔵館
著者名
阿部泰郎 , 楠淳證
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2024年9月
判型
四六判
ISBN
9784831862891

「解脱房貞慶」とは何者か?

学僧としての出世街道を捨てて隠遁し、ストイックに仏道成就の道を追求した鎌倉時代の名僧・貞慶。その生涯と独創的な仏教思想、後代への影響などを厖大に遺された宗教テクスト群や美術作品から多角的に解読。

貞慶に関心を寄せてきた仏教学・文学・宗教思想史・美術史の研究者たちが結集し、いまだ知られざる「解脱房貞慶の世界」へと読者を誘う、今後の貞慶および中世仏教研究に必備の画期的著作!

【執筆者】
阿部美香/阿部泰郎/楠淳證/後藤康夫/瀨谷貴之/高橋悠介/近本謙介/西山良慶/蜷川祥美/舩田淳一/牧野淳司/松井美樹

【目 次】
序 章 解脱房貞慶を尋ねて[阿部泰郎]

第一章 貞慶の生涯とその著作[阿部泰郎]
 *コラム 貞慶と澄憲[牧野淳司]

第二章 『観世音菩薩感応抄』解説──行者の信仰実践の書[楠 淳證]
 *コラム 講式に込めた貞慶の願いと無常の詞[阿部美香]

第三章 『観世音菩薩感応抄』への多角的アプローチ
 第一節 貞慶の実践志向を探る──浄土思想と補陀落往生を中心に[舩田淳一]
 *コラム 貞慶の講式に見られる諸信仰の意義[楠 淳證]
 第二節 貞慶における往生言説と春日浄土観──文学的テクストの視座から[近本謙介]
 *コラム 『観世音菩薩感応抄』と春日大明神──『春日御本地尺』を媒介に考える[高橋悠介]
第三節 笠置寺般若台の造形と構想──貞慶の遁世と実践をめぐって[松井美樹]
 *コラム 貞慶における観音信仰と春日本地説の造像──檀像をめぐって[瀨谷貴之]

終 章 貞慶の記憶とその遺産[阿部泰郎]

付録1 貞慶主要著作解説(五十音順)
[阿部美香・阿部泰郎・楠 淳證・後藤康夫・西山良慶・蜷川祥美・舩田淳一]
付録2 奥書・識語集[楠 淳證]
付録3 解脱上人貞慶年譜[高橋悠介]

編集後記[楠 淳證]

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