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江崎道朗氏推薦!
近現代史の書き換えを迫る第一級の史料!
これは陰謀論ではないーー
オッペンハイマーの米原爆計画内部にいたソ連スパイも明らかに!
『ヴェノナ文書』とは、アメリカとイギリスの情報機関が、1940~1944年のソ連の暗号を解読したもので、1995年のアメリカの情報公開法によって一斉公開された。
本書はその内容を明らかにした『Venona: Decoding Soviet Espionage in America』の日本語訳である(監訳者:京都大学名誉教授 中西輝政)。
「『ソ連の暗号は解読不能』というのが、戦後も長い間、専門家や歴史家の常識とされてきた。実際、一九七〇年代のイギリス留学以来、情報史(インテリジェンスの歴史)の研究を手掛けてきた私も、冷戦中はずっと『ソ連の暗号は解読できない』という説を信じてきたものだ。しかし、事実は違っていた。それを知ったときの驚きは今でも覚えている。『ワンタイム・パッド』の暗号をいったい、どうして解読できるのだろうか。本書のとくに第二章で、その解読に至る詳細なプロセスが語られているが、アメリカの暗号解読能力の高さとともに、ソ連暗号の解読に懸ける執念の強さに驚かされる」(中西輝政「監訳者あとがき」)
(下巻目次)
第6章 ソ連軍情報部の対米スパイ活動
第7章 アメリカ政府機関別に見るソ連スパイの浸透
第8章 「同胞」たち
第9章 アメリカ大陸における反スターリン分子の追跡
第10章 産業スパイ・原爆スパイ
第11章 ソ連の諜報活動とアメリカの歴史(結論)
参考人名録
監訳者あとがき(京都大学名誉教授 中西輝政)
(上巻目次)
『ヴェノナ』文庫化にあたって(麗澤大学客員教授・情報史学研究家 江崎道朗)
いま、なぜ『ヴェノナ』なのか(江崎道朗)
序 章 「ヴェノナ」への道
第1章 「ヴェノナ」と冷戦
第2章 暗号解読
第3章 アメリカ共産党の地下組織
第4章 ゴロス=ベントリー・ネットワーク
第5章 ルーズベルト政権中枢に喰い込んだソ連のスパイたち
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