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「がんばりすぎず力を抜こう」という時代に、それでも仕事をがんばる理由は何か。
やりたいことができているか、このまま会社にいていいのか、家庭と仕事のバランスはこれでいいのか・・・・・・働く人が抱える悩みは、割り切れないことが多く、一つひとつの悩みに対処していても、根本的な解決にはならない。
他人の基準や考え方に無理にあわせようとするのではなく、自分の意思や欲求を尊重して働くにはどうすればいいのか、本書を読み進めるうちに、あなた自身のこたえが見えてくるはず。
韓国の大手広告代理店を50代で辞め大学院で学び直した著者は、ある日もう一度働くことを通して社会に貢献すると決め、人々の悩みに寄り添った〈チェ・イナ本屋〉を始める。会社員、起業家、学生と多様なキャリアを歩む著者の言葉や選書が、仕事で悩む人々の評判を呼ぶようになる。
「プロローグ」より一部抜粋
「仕事を一生懸命がんばりたいけれど、まわりの雰囲気がそうではないので戸惑い、不安を感じている人。そんな人を思い浮かべながらこの本を書いた。あなたの考えは間違っていない。何かに熱心に取り組むのは無駄ではなく、幸せなことだと伝えたかったからだ。
もちろん、「がんばりすぎず、力を抜こう」というメッセージが支持される昨今、一生懸命やろうという言葉がどれほどうっとうしく聞こえるかは、私もよくわかっている。でも、ここまで生きて、時間こそが人生で最も希少で貴重な資源であり、結局のところ時間に対する正しい姿勢は「ひたむき」なのだと、私は考えるようになった。」
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