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なぜ保護者は「子どものため」を思いながら心身の発達に害を及ぼすほどの「教育」を強いてしまうのか。本書は、エデュケーショナル・マルトリートメント(教育虐待)の全体像を明らかにし、追いつめられる子どもに対する教師や支援者のかかわりの実際を事例に沿って解説する。
従来の児童虐待とは異なる、一見「熱心な教育」や「あたりまえの親心」に見え隠れするエデュケーショナル・マルトリートメントの実態をとらえ、子どものSOSを見逃さないための具体的な対応策を紹介。
子どもにとって本当に大切なものは何か、そのために大人ができることは何かを今一度考え、行動するきっかけとなる一冊。
【目次】
はじめに
第1章 エデュケーショナル・マルトリートメントとは
第2章 「マルトリートメント的」になっている教育環境
第3章 保護者によるエデュケーショナル・マルトリートメントの全体像
第4章 事例で読む エデュケーショナル・マルトリートメントの実際
第5章 エデュケーショナル・マルトリートメントを生まないための5つの視点
あとがき
【著者】
編者
大西将史:福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教員養成領域准教授
廣澤愛子:福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教員養成領域教授
執筆者(50音順)
新井豊吉:東京家政大学子ども支援学部特任教授
上原幸司:兵庫県公立学校教員
大西 薫:岐阜聖徳学園大学短期大学部准教授
金澤ますみ:桃山学院大学社会学部准教授
岸 俊行:福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教員養成領域教授
杉山晋平:天理大学人文学部准教授
内藤真由美:福井県立学校派遣スクールカウンセラー/元特別支援学校教諭
中島俊思:佐賀大学大学院学校教育学研究科准教授/ウェルビーイング創造センター学修支援部門
望月直人:大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター准教授
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