沙門果経

沙門果経

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出版社
サンガ新社
著者名
アルボムッレ・スマナサーラ
価格
4,290円(本体3,900円+税)
発行年月
2024年10月
判型
A5
ISBN
9784910770918

ブッダが語った

仏教の全体像



約2500年前にインドに興ったマガダ国に、若き王様・アジャータサットゥ王が実在した。『沙門果経』は、この王様の「出家をすると何か果報(利益)がありますか?」という問いに対するお釈迦様の回答をまとめた経典である。お釈迦様は、修行過程で得られる果報を、戒・定・慧の段階を踏みながら詳細に解き明かしていく。ここには仏教の教えの要点がすべて網羅されているとともに、お釈迦様の卓越した教え方も理解することができる。



お釈迦様の教えを確かに伝える初期仏教経典が

スマナサーラ長老の解説でいきいきと蘇る。





【目次】

■第一部 王様の質問



■第二部 六師外道

1 「非業論」を説く哲学者 プーラナ・カッサパ

2 完全な「定め論」を説く マッカリ・ゴーサーラ

3 厳密な「唯物論」の哲学者 アジタ・ケーサカンバラ

4 絶対的な「七つの元素論」を説く唯物論者 パグダ・カッチャーヤナ

5 唯一の「道徳肯定論」と「苦行」を認める ニガンタ・ナータプッタ

6 認識の問題を追求する不可知論者 サンジャヤ・ベーラッティプッタ



■第三部 ブッダの話

  第一の沙門の果報

  第二の沙門の果報

  さらにすぐれた沙門の果報

  出家の倫理的な生き方①―小戒

  出家の倫理的な生き方②―中戒

  出家の倫理的な生き方③―大戒

  心の戒律―感官の防護

  ヴィパッサナー瞑想―念と正知

  満足―満足の実践

  五つの障害―障害の除去

  第一禅定

  第二禅定

  第三禅定

  第四禅定

  禅定から智慧の瞑想へ―真理を発見する智

  心は身体を創造する―意からなる智

  さまざまな神通の智

  天耳の智

  他心を知る智

  過去の生存を想起する智慧

  天眼の智

  煩悩滅の智

  アジャータサットゥ王の帰依

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